インド最北の地、ラダック(Ladakh)。
中心都市のレー(Leh)だけでも十分に観光を楽しむことができますが、せっかくなら秘境と呼ばれるような場所にも行ってみたいですよね。
この記事では、レーから比較的アクセスしやすく、日本人観光客にも人気のある3つのエリアについて、アクセス方法と注意点を詳しく解説します。
3つのエリアとは、「花の民」が暮らすダー・ハヌー、大人気映画の舞台にもなった天空の湖パンゴン・ツォ、個性的な村が点在するヌブラ渓谷。
それぞれのエリアの観光に関して、詳細な記事を書いているので、興味がある場合はぜひ見てみてください。
参考>>ダー・ハヌーの観光情報
参考>>パンゴン・ツォの観光情報
参考>>ヌブラ渓谷の観光情報
アクセス方法
それぞれのエリアに行くための方法は、大きく分けて4つあります。
どの方法にも、メリットとデメリットが存在します。
①チャーター車
レーのツアー会社で車を手配することができます。
往復で1台20,000ルピーあたりが相場だと思います。
自分の好きなペースで観光をすることができますが、高額なのが難点です。
家族やグループ旅行など、大人数で利用する場合はおすすめです。
②シェアジープ
複数人で車をチャーターし、運賃を折半する方法です。
レーのツアー会社で相談すれば、同じように相乗りを希望する人と引き合わせてくれます。
また、ゲストハウスなどで仲良くなった人たちとシェアするといった方法もあります。
ツアー会社を通さずに自分たちでドライバーと交渉すれば、その分安く済みます。
③レンタルバイク
レーでバイクやスクーターをレンタルする方法です。
レンタル料は、1日1,000ルピー前後。
未舗装の道や危険な道が多いので、バイクに乗り慣れていない人は避けた方が無難です。
風が冷たい中を長距離走るので、体力的にも厳しいです。
ただ、絶景の中をバイクで走るのは最高に気持ちがいいです。
④公共バス
最も安い方法ですが、バスの便数には限りがあります。
また、全てのバスがレー発着になっているので、効率的に観光スポットを回れないこともあります。
日程に余裕があって、お金を節約したいという人におすすめです。
ぼくは、ダー・ハヌーまではレンタルスクーター、パンゴン・ツォまでは公共バス、ヌブラ渓谷までは仲良くなったインド人たちとシェアジープで行きました。
レー〜ダー・ハヌーは道路がよく整備されているので、スクーターでも十分に行けると思います。
シェアジープは、パンゴン・ツォ→ヌブラ渓谷→レーというルートを6人で割って、1人あたり2,000ルピーでした。インド人がドライバーと直接交渉してくれたので、かなり安い金額だと思います。
注意点
秘境を訪れる際の注意点は2つあります。
①高山病
レー自体が標高3,500mという高地にありますが、パンゴン・ツォとヌブラ渓谷に行くには、標高5,000m以上の峠を越える必要があります。
そのため、高山病に注意しましょう。
激しい運動を避けたり、深呼吸をしたりことが重要ですが、薬を用意しておくことも大切です。
一般的な高山病の薬は「ダイアモックス(diamox)」というものです。
日本だと高額な薬ですが、インドでは薬局で安く買えます(処方箋なし)。
もし、ラダックに行く前に他の都市に立ち寄る機会があれば、インドで入手することをおすすめします。
ぼくは事前に薬を服用していたのですが、高山病の症状は現れませんでした。
②入域許可証
ダー・ハヌー、パンゴン・ツォ、ヌブラ渓谷に行くには、入域許可証が必要です。
レーの旅行代理店で取得することができます。
午前中のうちにパスポートを預けておけば、その日の夕方には発行されます。
基本的には2人以上の申請で発行されるようで、代理店によっては1人のみの申請は断られてしまうこともあるので確認が必要です。
取得にかかった費用は900ルピーでした。
まとめ
ラダックの秘境を訪れる際のアクセス方法と注意点のまとめでした。
旅行の日程に少しでもゆとりがあれば、秘境まで足を伸ばすことをおすすめします。
上記の内容を参考に、ぜひ楽しい旅にしてください。