タミル・ナドゥ州北西部に位置するウーティは、西ガーツ山脈の中にある高原の町です。
海抜は約2,300mで、その冷涼な気候から、英国植民地時代には避暑地として開拓されました。
ニルギリは茶葉の名産地としても有名で、ニルギリティーはアッサムやダージリンと並んで、インドを代表するお茶の1つになっています。

南インドを代表する高原リゾートとして、今なお高い人気を誇るウーティ。
この記事では、ウーティの観光情報をまとめています。

アクセス

電車かバスで行くことになります。

電車は、麓のメットゥパラヤム駅からニルギリ登山鉄道が出ています。
この鉄道は、「インドの山岳鉄道群」として世界遺産に登録されています。
車窓からは絶景が望めますが、1日1本しか運行していないため、予約は早めにしておく必要があります。

参考>>メットゥパラヤムの宿泊レビュー

バスは、メットゥパラヤムやコインバトールなどから発着しています。
こちらは便数が多いので、気軽に利用できます。
つづら折りの山道を登っていくことになるので、車酔いが心配な人は要注意です。

気候

ウーティは年間を通して涼しい気候です。

真夏の日中でも、せいぜい25度くらいしか気温が上がりません。
朝晩は10度近くまで気温が下がります。

ぼくは3月末に訪れましたが、街の人はダウンジャケットやコートを着ていました。
日中はTシャツでも過ごせる陽気ですが、夏であっても朝晩は防寒対策が必須です。

宿泊

ウーティは高原リゾートなので、ホテルはピンからキリまで様々なグレードのものがあります。
ウーティでは冷房は必要ありません。
ホテル選びの際は、温かいお湯のシャワーが安定して使えるかどうかを重視した方が良いです。

参考>>ウーティの宿泊レビュー

ウーティ湖

ウーティを代表する観光地の一つで、1824年に完成した人造湖です。

湖にはボート乗り場があり、ボートで遊ぶことができます。
また、湖の周回道路も整備されているので、散歩や乗馬体験を楽しむこともできます。

参考>>ウーティ湖の紹介

植物園

ウーティのもう一つの見どころです。

敷地は広大で、綺麗に整備された庭園や、人の手があまり入っていない森林があります。
気候的に、日本の森林でも見られるような植生が広がっているのが特徴です。

参考>>植物園の紹介

茶畑

ウーティといえば、お茶の名産地。
郊外へ足を伸ばせば、茶葉を栽培する段々畑が目に止まります。

観光客を受け入れている茶畑や製茶工場もあります。
ぜひ、見学をおすすめします。

参考>>茶畑や製茶工場の紹介

また、市内には茶葉を売るお店がたくさんあります。
紅茶や緑茶、烏龍茶はもちろんのこと、希少なホワイトティーというものもあります。
ウーティ土産としていかがでしょうか。

映画館

観光地ではありませんが、植物園の近くに小さな映画館があります。
1886年創業の老舗映画館です。

上映が始まると、客の歓声や指笛が飛び交い、インドの映画館そのものの雰囲気です。
上映の時間帯が合えば、ぜひ行ってみてください。

まとめ

南インドを代表する避暑地ウーティの観光情報でした。

決してアクセスがいいとはいえませんが、涼しい気候で豊かな自然を楽しむことができます。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA