「市内の観光地も行き尽くしたし、休日に家族で楽しめる場所はないかなぁ…」
そんなチェンナイ在住者におすすめする穴場観光地。
その名も PERIYAR SCIENCE AND TECHNOLOGY CENTRE です。
日本語に訳すと、「科学博物館」といったところですが、展示物は多岐に渡り、敷地内には遊具が充実した公園や快適なプラネタリウムなんかもあります。
それでは、どんな場所なのか解説していきます!
基本情報
場所はアディヤール川の少し南、ギンディー国立公園の北東部にあります。
入場料は30ルピー、各種施設の入館料が30ルピー、併せて60ルピー(90円)です。
公園で遊ぶだけなら、入場料の30ルピーのみで大丈夫です。
敷地内は、大学のキャンパスのように広々としていて、緑が茂っています。
並木道を散策したり、公園の木陰でのんびりするだけでも、中に入る価値があると思います。
全てを見て回ろうとすると、2時間くらいはかかります。
施設内は迷路のように入り組んでいるため、軽く展示物を見るだけでも1時間くらいは潰せます。
その他、公園やプラネタリウム(上映30分)があります。
〈注意〉
敷地内には飲食を扱うお店がないので、飲み物の持参をお勧めします。
主に、4つのブロックに分かれています。
3Dシアター、プラネタリウム、公園、科学博物館です。
プラネタリウム、公園、科学博物館を順番に紹介していきたいと思います。
写真多めにいきます!
プラネタリウム
目玉施設です。
上映時刻
英語 … 10:45am , 1:15pm , 3:45pm
タミル語 … 12:00 , 2:30pm , 4:30pm
座席は非常に快適で、設備もしっかり整っています。
プログラムは、「土星の表面は…」といった理系の解説でした。
神話や星座の話はほとんどありません。
気になる点としては、冷房が強すぎることと、他の客の私語が目立つことくらいです。
とはいえ、料金(60ルピー)のことを考えると、我慢できるレベルです。
上映時間は30分でしたが、座席が快適すぎて、少しだけウトウトしてしまいました。
公園
ユニークな遊具がたくさんあります。
科学施設だけあって、ロープの長さが異なるブランコや滑車を利用した遊具など、理系チックなものが多いです。
とはいえ、何も考えなくても十分に楽しく遊べます。
お弁当を持ってピクニック気分で来れば、いい休日になること間違いなしです。
こちらは、進化公園。
古代生物や恐竜のシュールな模型が置かれています。
機械が展示されているコーナーもあります。
ただし、全くメンテナンスされておらず、完全に野ざらしです。
価値の高そうなものもあるので、もったいないと感じてしまいます。
廃工場のような雰囲気です。
科学博物館
建物内は迷路のように入り組んでおり、いろいろな展示物が雑多に陳列されています。
メインの建物の展示は雑然としていて、廃墟のような雰囲気です。
博物館の建物を出て奥の方に行くと、さらに別の建物があります。
奥の博物館は迷路のようになっていますが、比較的新しい建物で、冷房も完備しています。
化学系、物理系、生物系、宇宙系……。
科学にまつわる、さまざまなジャンルの展示コーナーがあります。
国家の威信に関わるところだからか、原子力や軍事に関する展示には、特に力が入れらています。
もう一つ、力が入れられているコーナーがあります。
それは、数学コーナーです。
タミルナドゥ州は、夭折の大天才数学者ラマヌジャンを産んだ土地。
子どもも楽しめるようなポップな雰囲気ですが、展示物は難解な数論ばかりです。
世界的な数学者を産んだ土地としてのプライドを感じます。
まとめ
チェンナイの穴場スポット、科学博物館&プラネタリウムの紹介でした。
特徴はなんといっても、コスパがいいこと。
お世辞にも、きれいに展示されているとは言いがたいですが、100円弱で楽しめるのが魅力的です。
ご家族でお弁当を持って、遠足に出かけてみてはいかがでしょうか。