人口の約8割がヒンドゥー教徒のインド。
ヒンドゥー教では牛を食べることがタブーなのは日本でもよく知られていますが、牛乳に関しては、みんな普通に飲んでいます。
それどころか、インドの牛乳消費量は世界最大レベルなのです。

確かに、日本でも有名なインド料理や飲み物を思い浮かべてみると、バターチキンカレーやラッシー、チャイなど、牛乳や乳製品を使用するものがたくさんありますね。

というわけで、今日はインドの牛乳事情について解説します。

インドの牛乳のパッケージ

インドも日本と同様、1Lの紙パックが売られていますが、このパッケージ方法はあまりメジャーではありません。

1Lで100ルピー弱(150円弱)

インドの牛乳はビニールのパックで売られていることが多いです。

1パックあたり500mLのものが一般的です。
値段は20〜30ルピー(30円〜45円)ほど。

メーカーによってパッケージのデザインは異なりますが、写真のように3種類の牛乳が売られていることが多いです。
基本的に、違いは乳脂肪などの成分量の比率だけ。
それでは、一つずつ違いを解説していきます。

FULL CREAM

FAT(乳脂肪):6.5%
SNF(無脂乳固形分):9%

STANDARDISED

FAT(乳脂肪):4.5%
SNF(無脂乳固形分):8.5%

TONED MILK

FAT(乳脂肪):3%
SNF(無脂乳固形分):8.5%

味の違いは…

「FULL CREAM」と名付けられていることからもわかりますが、乳脂肪量が多いほど牛乳の味は濃厚です。

ちなみに日本の場合は、省令により「牛乳の乳脂肪分は3.0%以上」と決められています。
そのため、Toned Milkが日本の牛乳に最も近い味ということになります。

注意すること

インドの牛乳というと、お腹を壊さないか心配になる人もいるかと思いますが、安心してください。
ぼくは毎日、ビニールパックの牛乳を大量に飲んでいますが、特にお腹の調子に異常はありません。
ただし、保存状態が悪いと腐ってしまうことがあります。
その場合は匂いですぐにわかります。
悪い菌が増殖している可能性もあるので、絶対に飲まないようにしてください。

まとめ

インドでは今回紹介した3種類の牛乳が一般的ですが、他にもいろいろな種類の牛乳が売られています。
スーパに行けば、牛乳に限らず、乳製品が豊富に揃っています。
価格は日本と比べると圧倒的に安いので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

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