チェンナイは他のインドの都市と同様に、ヒンドゥー教徒の割合が多く、街中の至るところに大小様々なヒンドゥー寺院が建立されています。
半ば観光地のようになっている大きな寺院から、地域密着型の小さな寺院まで、いろいろな種類のものがあります。
また、ヒンドゥー教は多神教なので、寺院によって祀られている神様も様々です。

南インドのヒンドゥー寺院は、ゴープラムという特徴的な塔門があります。
南インドの寺院はドラヴィダ様式とも称されており、北インドとの違いを見つけてみるのも楽しいかもしれません。

シュリー・アッシュタラクシュミ・テンプル

本日は、住宅街の中に位置していて、地元の人々から愛されている寺院を紹介します。
ビーチ沿いにある、中規模な寺院です。

別の記事でも紹介したタラブックスの近くにあるので、ついでに立ち寄ってみてもいいかもしれません。

寺院の内部を紹介

この辺りでは規模の大きな寺院で、遠くからでも建物を見ることができます。
立派な門もあります。

寺院の周りには宗教画や供物を扱うお店が並んでいます。

寺院の敷地内には誰でも入れますが、土足厳禁なので、入り口のところで靴を脱ぐ必要があります。
地元の方々は、脱いだサンダルを路上に放置していますが、外に放置しておくのが心配な人はふくろ等に入れて持参しておくといいです。
また、敷地内といってもほとんどが屋外です。
土や砂で足の裏は汚れるので、気になる人はウェットティッシュを持って行きましょう。

寺院の中は鉄柵でレーンが用意されていました。
テーマパークの順番待ちのように、通路に従って進んでいきます。
柱や天井には、原色で彩られた精密な彫刻を見ることができます。

チェンナイには、Kapaleeswarar寺院という有名なヒンドゥー寺院があります。
地球の歩き方や旅行サイトに掲載されていて、半ば観光名所になっている大きな寺院です。
Kapaleeswararの場合、寺院の中心部はヒンドゥー教徒しか入ることができませんが、この寺院は誰でも中まで入ることができます。
観光地化されていない寺院では、自由に見学できるのかもしれません。

塔の外観

ただし、塔の内部は写真撮影が厳禁なので注意してください。

3階建ての塔の内部もレーンが設置されており、回廊のようになっています。
随所に安置されているラクシュミーの神像を拝みながら、階段で上まで登っていきます。
ラクシュミーの像は6体ほどありました。

ラクシュミー
美と富と豊穣と幸運を司る女神。
ヒンドゥー教における最高神の1人であるヴィシュヌ神の妻で、移り気な性格で知られています。
仏教の吉祥天と同じ神様であるとされています。

ビーチ沿いに建立されているので、3階からは雄大な景色が見晴らせます。

出口のところでは、参拝を終えた地元の人たちがまったりとくつろいでいました。

まとめ

以上、チェンナイの地域密着型ヒンドゥー寺院の紹介でした。
この寺院では、塔の内側まで入って、インドの方たちが参拝する姿を見ることができます。
基本的にはどの寺院も、外国人だから入れない、ということはありません。
最低限のルールは守って、異文化を楽しみましょう。

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