デリーからチベット文化圏へ行く中継地点であると同時に、避暑地としても人気の高いマナリ(Manali)。
チベット仏教やヒンドゥー教など、さまざまな文化が入り混じったマナリですが、観光の見どころとして有名なヒンドゥー寺院が2つあります。
この記事では、ハディンバ(Hadimba)寺院とマヌ(Manu)寺院を紹介します。
ハディンバ寺院(Hadimba Temple)
ニュー・マナリの市街地から歩いて20〜30分のところにあります。
寺院は深い森の中に建てられています。
観光客や露天商はたくさんいますが、空気が綺麗で、癒される空間になっています。
1553年に創建された木造寺院で、長い歴史があります。
マヌ寺院(Manu Temple)
オールド・マナリの奥の方にあります。
Googleマップで検索すると2箇所表示されますが、上のリンクで貼った場所が正しい位置です。
「マナリ」という街の名前は、「マヌ」という神様の名前が由来だと言われています。
インド神話において、世界を滅ぼす大洪水の後に人類の始祖となった神様で、そのマヌが瞑想に入った場所にちなんで建てられた寺院です。
オールド・マナリはバックパッカー風の西洋人が多いエリアですが、この寺院には観光客はほとんどいませんでした。
地元の人や信心深いインド人観光客が数人いる程度で、非常に静かで落ち着いています。
木造寺院の内部は清潔感があり、のんびり過ごすことができます。
まとめ
マナリにある、2つの木造寺院の紹介でした。
このサイトでは、南インドのヒンドゥー寺院について紹介した記事がいくつかあります。
色彩豊かで巨大なゴープラム(塔門)を持った南インドの寺院とは全く異なり、マナリのヒンドゥー寺院は質素で落ち着いた佇まいをしています。
深い森の中にひっそりと佇む木造のヒンドゥー寺院。
異国情緒がありながらも、日本人にとってどこか懐かしい気持ちになる場所です。
マナリに訪れたら、ぜひ足を運んでみてください。