南インド屈指の高原リゾート、ウーティ(Ooty)。
英国統治時代に避暑地として開拓された緑豊かなこの町には、広大な植物園(Botanical Garden)があります。
この記事では、ウーティの植物園について紹介します。
アクセス
ウーティ市街はコンパクトにまとまっています。
町中に宿泊していれば、基本的には徒歩で行ける距離です。
メイン道路であるコマーシャル・ロード(Commercial Road)の突き当たりから、さらに少し奥に行ったとことにあります。
植物園(Botanical Garden)
英国統治時代の1848年に開業した植物園。
海抜2,300mの位置にあるため、植生は熱帯のものではなく、日本人にとっても馴染み深い樹木が茂っています。
まずゲートを入ると、きれいに刈り揃えられた芝生のエリアがあります。
子どもがボール遊びをしていたり、寝転がっている人がいたり、のどかな雰囲気です。
ぼくは3月末に訪れましたが、日中の気温は23度くらいで、太陽にあたっているとポカポカと暖かいくらいの陽気でした。
園内は奥行きがあり、広大です。
山の中腹にあるため、奥に行くほど標高が高くなっており、植物園全体がなだらかな傾斜になっています。
芝生ゾーンから少し先に行くと、整備されたエリアがあります。
西洋風の庭園です。
温室もあり、熱帯性の鮮やかなな花やサボテンが育てられています。
さらに奥に進むと、あまり人の手が加えられていない森林が広がります。
針葉樹や落葉樹が目立ち、日本の里山と同じような雰囲気です。
この辺りまで来ると、観光客の姿はほとんど見られません。
人の手が加えられていない分、くつろげるスペースも少ないですが、ここでのんびりするのも気持ちがいいです。
まとめ
ウーティの植物園の紹介でした。
一通り見て回るだけなら1〜2時間で十分ですが、せっかくなので森や芝生でのんびり過ごすのをおすすめします。
インドにいることを忘れてしまいそうな空間で、何も考えず景色を眺めて、心と体をリフレッシュしましょう。