インド北西部のカシミールは、高い山々に囲まれた緑豊かな地方です。
中心都市のスリナガル(Srinagar)は標高約1,500mに位置し、夏は避暑客、冬はウィンタースポーツを楽しむ人で賑わいます。
そう、スリナガル郊外のグルマルグ(Gulmarg)という高原は、インドを代表するスキーリゾートなのです。
ぼくは6月にグルマルグを訪れました。
この記事では、夏のグルマルグの様子をお伝えします。
!注意!
パキスタンと国境を接するカシミール地方は、今なお印パにおける国境紛争の最前線です。
市内はライフルを携えた軍人が多くおり、厳戒態勢が敷かれています。
ぼくが訪れた時(2022年6月)は、観光客も多く、特に危険な雰囲気はありませんでした。
状況は小刻みに変わりうるので、訪問の際は外務省等の最新情報をご確認ください。
アクセス
スリナガルから西に約50km行ったところにあります。
2022年6月時点では直通バスはなく、タクシーをチャーターするか、公共交通機関を乗り継いでいく必要があります。
タクシーで行く場合
ダルゲートの近くにタクシースタンドがあり、ここで車をチャーターすることができます。
公共交通機関を乗り継いで行く場合
スリナガル出身の知り合いに教えてもらった方法です。
乗り換えが多く面倒臭いですが、一応記載しておきます。
①Jahangir Chowk → Parim Pora (バス)
Jahangir Chowk は州政府のオフィスがある地区。
大きな交差点の隅に、中型バスが固まって停車している場所があります。
そこで「Parim Poraに行きたい!」と連呼すれば、バスに案内してくれます。
②Parim Pora → Tangmarg (乗り合いワゴン)
Parim Pora にはとても大きなバスターミナルがあります。
ここでも「Tangmargに行きたい!」と連呼すれば、乗り合いワゴンに案内されます。
③Tangmarg → Gulmarg(乗り合いワゴン)
Tangmarg はグルマルグの麓にあり、このバススタンドには山頂行きのシェアタクシーがたくさん停まっています。
ここで最後の乗り換えをして、山頂のグルマルグへ行くという流れになります。
乗り換えが多くて面倒ですが、バスや乗り合いワゴンは頻繁に発着しているので、最初のJahangir Chowk にさえ行ってしまえば、あとはとんとん拍子で目的地までいけると思います。
Gulmarg の魅力!
標高3,000mほどの高原に位置するグルマルグは、夏でも寒冷な気候です。
ぼくが訪れたときは曇り空だったというのもありますが、ライトダウンを着てちょうどいいくらいの気温でした。
寒冷な気候、広大な平原、豊かな自然ということで、タイトルにも書きましたが、まるで北海道のような雰囲気です。
さらに標高の高い場所へ登るゴンドラもあります。
とても人気が高く、事前にチケットを手配しておく必要があるようです。
公式サイト>>ゴンドラ予約
ぼくは予約をしていなかったので、今回は残念ながら乗ることができませんでした。
スキーのシーズンに来て、リベンジしたいと思います。
帰り際に少しだけ雲が切れて、さらに高い峰を見ることができました。
雲に隠れていた白い頂きが見えて、神秘的な光景でした。
まとめ
インドを代表するカシミールの高原リゾート、グルマルグの紹介でした。
夏は避暑客、冬はスキーを楽しむ客で、年間を通して賑わうリゾート地です。
スリナガルまで行かれた際は、グルマルグまで足を伸ばして、インドらしからぬ体験をしてみてください。