秘境と呼ばれるラダック(Ladakh)の中でも、さらに高く険しい山脈によって周囲と隔絶されたザンスカール(Zanskar)。
レーから訪れるには、カルギルを経由して、バスで2日かかります。
最近、ザンスカール・マナリ間の道も開通しましたが、依然としてインドで最も訪れることが難しい場所の一つです。
そんなザンスカール地方で中心的な役割を果たしているのが、パドゥム(Padum)という小さな町です。
この記事では、ザンスカール観光の拠点ともなるパドゥムから日帰りで訪れることができるゴンパ(僧院)を4つ紹介します。
目次
ゴンパ紹介
パドゥム・ゴンパ(Padum Gompa)
パドゥムのメインストリートから、歩いて10分くらいのところにあります。
ぼくが訪れた時は、全面改装工事中でした(2022年6月時点)。
スタクリモ・ゴンパ(Stakrimo Gompa)
パドゥム郊外にある丘の上に建っています。
市内からは、のんびり歩いて1時間半ほどです。
実は、ゴンパの入り口が分かりづらく、中に入ることができませんでした。
しかし、丘の上の風景が素晴らしいので、この記事で紹介しています。
見晴らしが良いのはもちろんのこと、丘の上に広がる平原には人影がなく、まるで楽園のような静かな空間になっています。
この風景を堪能するだけでも、丘を登る価値は十分にあると思います。
ピビティン・ゴンパ(Pibiting Gompa)
パドゥム市内から歩いて20分くらいの場所にあります。
規模は小さく、ぼくが訪れた時は改装工事中で、中に入ることができませんでした。
これといって見どころがあるわけではありませんが、パドゥムから散歩がてら訪問すると良いと思います。
カルシャ・ゴンパ(Karsha Gompa)
パドゥムから北に13kmのところにある、ザンスカールで最大規模のゴンパです。
バスが運行していないザンスカールでは、ヒッチハイクが頻繁に行われています。
パドゥムからは歩いて3時間ほどかかるので、ヒッチハイクするのもありだと思います。
ぼくは歩いている途中、たまたま通りかかったトラクターに乗せてもらいました。
このゴンパは山の中腹にあるため、見晴らしがとても良いです。
パドゥムとその周辺に点在する村、村を取り囲むようにそびえ立つ山々を望むことができます。
まとめ
パドゥムから日帰りで訪れることができるゴンパの紹介でした。
パドゥムはザンスカールで最も栄えた村ですが、村域は小さいです。
その代わり、レーでも見ることができないような雄大な自然や人々の素朴な暮らしを垣間見ることができます。
ザンスカールに来たら、たくさん歩き回ることをおすすめします。