インド最北の地、ラダック(Ladakh)。
ラダック観光の拠点となるレー(Leh)から東に約160km行ったところに、パンゴン・ツォという湖があります。
標高約4,200mの高地に位置しており、綺麗なブルーに染まる湖面が印象的です。
インドと中国の国境にまたがるこの湖は、世界中で大ヒットしたインド映画『3 Idiots(邦題:きっと、うまくいく)』のラストシーンが撮影された場所として、一躍有名観光地になりました。
そのため、アクセスの難しい秘境ではあるのですが、観光客がたくさんいます。
この記事では、パンゴン・ツォのアクセス方法と湖の様子を紹介します。
!注意!
パンゴン・ツォに行くには、入域許可証(パーミッション)が必要です。
発行はレーのツアー会社で請け負ってくれます。
午前中のうちにパスポートを預けておけば、その日の夕方までには発行されます。
アクセス
レーのバスターミナルから、直行バスが出ています。
バスは(月)(水)(金)のみの運行で、朝の7時に出発します。
シーズン中は混み合う可能性があるので、前日までに窓口でチケットを購入しておくと良いです。
また、パンゴン・ツォにはツーリング客もたくさんいました。
レンタルバイクも使用できますが、未舗装だったり、断崖絶壁の細い道路だったりすることが多いので、バイクに乗り慣れていない人にはおすすめできません。
その他、車をチャーターしたり、シェアタクシーに乗ったりするという方法もあります。
バスを利用する場合、湖畔で1泊することになるので、日帰りで訪れたい人はチャーター車をおすすめします。
道中の絶景
レーからパンゴン・ツォに行くには、高い峠を越える必要があります。
そのため道中では、高山でしか見られないような絶景を楽しむことができます。
最も高い峠はチャン・ラ(Chang La)といって、車が通行可能な道路としては世界で2番目に標高が高い、とインド政府は主張していますが、真偽は不明だそうです。
なお、世界で最も標高が高い道路は、レー・ヌブラ渓谷間にあります。
チャン・ラの標高は、17,688フィート(約5,400m)ということになっています。
パンゴン・ツォ(Pangong Tso)
バスの場合、7時間半ほどで湖畔の集落に到着します。
車窓から湖が見えると、車内のテンションが上がります。
湖畔には、パンゴン・ツォを世に知らしめた『3 Idiots』のセットも置かれていて、記念写真を撮ることができます。
また、ヤク乗り体験もできます。
映画セットでの写真撮影:50ルピー
ヤク乗り体験:250ルピー
最高品質の生地素材のもとであるカシミアヤギもいました。
湖は標高4,200mのところにあるため、夏でも気温が低いです。
朝晩はかなり冷えるので、日本の初冬くらいの感覚で、防寒着を持って行った方が良いです。
まとめ
ターコイズブルーの湖面が美しい、天空の湖パンゴン・ツォの紹介でした。
ラダック観光の日程に少しでもゆとりがあれば、ぜひ訪れてみてください。