奥深い山脈に阻まれたインド最北の地、ラダック(Ladakh)。
かつては仏教を信仰するラダック王国が栄えていましたが、今はインド領になっています。
今なおチベット仏教が根付いている土地で、インドの他地方とは隔絶した独特の文化と、5,000m級の山々に囲まれた壮大な自然で知られています。
この記事では、そんなラダックの中心都市レー(Leh)にある小さな博物館、セントラル・アジアン・ミュージアム(Central Asian Museum)を紹介します。
アクセス
メインバザールの突き当たりにある木造モスクから、少し路地に入ったところにあります。
小さな博物館で、入り口は少し分かりにくいです。
入り口は3箇所ありますが、どこからでも入館することができます。
入館料
50ルピー(2022年6月現在)でした。
セントラル・アジアン・ミュージアム(Central Asian Museum)
とても小さな博物館ですが、ラダックの歴史がよく分かります。
今でこそ国境問題を抱え、隣接国との交流が絶たれたラダックですが、かつては西アジアと東アジアを結ぶシルクロードの要衝として重要な役割を果たしていたそうです。
博物館名の「セントラル・アジア」というのは、そういった歴史を踏まえているのかもしれません。
博物館の最上階からは、レー王宮とモスクを同時に見ることができます。
交易の要衝として多様な文化が交流したラダックを象徴しているようで、展示を見た後だと感慨深い気持ちになります。
まとめ
ラダックの歴史を学ぶことができる博物館の紹介でした。
博物館の建物自体もラダックの伝統工法で建てられているそうで、見応えがあります。