奥深い山脈に阻まれたインド最北の地、ラダック(Ladakh)
かつては、仏教を信仰するラダック王国が栄えていましたが、今はインド領になっています。

今なおチベット仏教が根付いている土地で、インドの他地方とは隔絶した独特の文化と、5,000m級の山々に囲まれた壮大な自然で知られています。

本日は、そんなラダックの中心都市レー(Leh)に築かれたレー王宮を紹介します。

アクセス

レーのメイン・バザールからほど近い、小高い丘の上に建てられています。
そのため、メイン・バザールからも歩いて行くことができます。

道中の路地は迷路のように入り組んでいますが、とにかく上に向かって歩いていけば、王宮に着くことができます。

入場料

外国人料金で300ルピーでした(2022年6月現在)。

レー王宮(Leh Palace)

ラダック王国が全盛期を迎えた17世紀に、当時のセンゲ・ナムギャル王によって建造された巨大な城跡です。
本記事のタイトルにも書いたように、17世紀中頃に建てられたチベットのポタラ宮のモデルになったと言われています。

19世紀中頃に放棄されて以降、崩壊が進んで危険な状態が続いていましたが、2000年頃から修復作業が行われ、今では内部の見学をすることができます。

壁画や装飾品はほとんど残されておらず、王宮内部は殺風景な印象です。
室内装飾が現存する一部区間が美術館のようになっていて、写真が展示されています。

王宮は山の中腹に建てられているため、見晴らしがとても良いです。
最上階まで登ると、メイン・バザールを眼下に、ラダックの雄大な山々を望むことができます。

まとめ

今なおレーを見守るように、小高い丘にひっそりと佇む城跡、レー王宮。

劣化が進んでいて、派手な装飾が見られるわけではありませんが、ラダック王国のかつての繁栄に思いを馳せることができる場所です。
また、最上階からの眺めも最高です。

市内にあるので、ぜひ足を運んでみてください。

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