チェンナイから海沿いの幹線道路(ECR)を、50kmほど南下したところにあるマハーバリプラム(Mahabalipuram)。
ビーチ沿いには外資系の高級ホテルが立ち並ぶリゾート地でありながら、7世紀頃はパッラヴァ朝の主要港として栄えた歴史ある町です。
パッラヴァ朝時代に建てられた寺院やレリーフは今も遺されており、1984年に世界遺産に登録されました。
この記事では、世界遺産に登録されている遺跡群のうち、海岸寺院(Shore Temple)を紹介します。
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ガンガーの降下(Descent of the Ganga)
ファイブ・ラタ(Five Rathas)
アクセス
名前通り、海岸寺院はビーチに面しています。
町の中心のバススタンドから、1本道を5分ほど歩いたところにあります。
海岸寺院の脇には、土産物屋が軒を連ねています。
脇の道をまっすぐ進むと、ビーチに出ます。
入場料
外国人料金で600ルピーでした(2022年4月現在)。
PANカード(インドでの納税証明書)は使用できませんでした。
5年ほど前のガイドブックでは250ルピーと掲載されているので、かなり値上げされています。今後も値上げがあるかもしれません。
なお、この入場料は、他の遺跡への入場料も含まれています。
もらったチケットは無くさないようにしましょう。
海岸寺院
8世紀初頭に造られた寺院です。
寺院は7つ建立されたそうですが、今ではこの寺院だけが残っています。
他の寺院は海底に沈んでいると言われており、2004年のスマトラ沖地震で一時的に潮が引いた際、遠くの方で姿を現したそうです。
1,000年以上も潮風にさらされていたため、寺院の彫刻は劣化が激しいです。
世界遺産の登録後は、風化を避けるために防風林で保護されています。
まとめ
マハーバリプラムにある海岸寺院の紹介でした。
南インドのヒンドゥー寺院特有の派手さはありませんが、悠久の歴史を感じることができる場所です。