インド最南端の町、カニャクマリ(Kanayakumari)。
インド亜大陸から突き出した形をしているため、コモリン岬とも呼ばれています。
小さな町ですが、特徴的な見どころがいくつかあります。
この記事では、カニャクマリの観光情報をまとめて紹介します。
詳しい情報が掲載されたページのリンクも貼っているので、ぜひ参考にしてみてください。
アクセス
広大なインド亜大陸の辺境なので、アクセスしやすいとは言えません。
一応、カニャクマリには鉄道駅やバスターミナルがありますが、規模は小さく便数はそこまで多くありません。
隣町のナダルコイル(Nagercoil)が、バスや鉄道の主要な発着点になっているため、そこからバスに乗るのが便利です。
ナガルコイルとカニャクマリの間はバスで1時間くらいです。
宿泊
カニャクマリはヒンドゥー教の聖地の一つでもあるため、インド中から人がやってきます。
そのため、安宿から高級ホテルまで、いろいろなランクのホテルが集まっています。
自分の好みに合わせたホテルを探しやすいです。
参考>>カニャクマリの安宿レビュー
町の様子
インド中から観光客や巡礼者が集まっています。
そのため、大型バスが停まっていたり、露店が立ち並んでいたりして、非常に活気があります。
その一方で、有名観光地のような喧騒は一切なく、とても落ち着いた雰囲気です。
海沿いには小洒落たレストランやリゾートホテルもあって、快適に過ごせます。
また、町の中には漁村や魚市場もあったりして、庶民の暮らしを垣間見ることもできます。
もちろん、野良犬もいます。
最南端の海
カニャクマリの特徴はなんと言っても、インド最南端の海が広がっていること。
波が荒いので海水浴はできませんが、海沿いのプロムナードを散歩したり、果てしなく続く大海原を眺めているだけでも、心が癒されます。
この先にあるのは南極大陸です。
想像してみると、ロマンがありますね。
ヴィヴェーカーナンダ岩とティルヴァッルヴァル像
カニャクマリ観光の目玉です。
本土から少し離れたところにある2つの小岩まで、ボートで行くことができます。
参考>>ヴィヴェーカーナンダ岩とティルヴァッルヴァル像の紹介
沐浴場
コモリン岬の突端部分は沐浴場になっています。
北インドの聖地のようなゴミゴミした感じはなく、穏やかな空気が流れています。
海は汚くはないので、ガンガーでの沐浴はためらわれる人でも、ここでなら抵抗なく沐浴ができると思います。
ただし、波が荒いので注意しましょう。
日の出と日没の時刻に訪れるのをおすすめします。
太陽に向かって祈りを捧げる、信者の姿を見ることができます。
非常に清々しい気持ちになります。
参考>>コモリン岬の朝日と夕日
ガンディー記念堂
カニャクマリの海は、ベンガル湾、インド洋、アラビア海が合流する場所。
この海に、マハトマ・ガンディーの遺灰は流されました。
それに由来して、コモリン岬にはガンディー記念堂があります。
記念堂の中には遺灰が安置されていた台もあります。
参考>>ガンディー記念堂の紹介
まとめ
インド最南端にして、ヒンドゥー教聖地の一つ、カニャクマリの紹介でした。
アクセスは容易ではありませんが、日程に余裕をもって南インド観光を計画している人は、ぜひ足を運んでみてください。