インド亜大陸最南端の町カニャクマリ(Kanyakumari)。
特に、突端の部分はコモリン岬(Cape Comorin)と呼ばれています。
そのコモリン岬に迫り出すようにして、2つの小岩が海に浮かんでいます。
この記事では2つの小岩、ヴィヴェーカーナンダ岩とティルヴァッルヴァル像を紹介します。
アクセス
ボートに乗って、岩に行きます。
ボート乗り場は、ホテルが立ち並んでいるエリアにあります。
沐浴場やクマリ・アンマン寺院の近くにあるので、すぐにわかると思います。
ボートには特に時刻表はないと思います。
人が集まったら出発という感じですが、人はすぐに集まります。
ヴィヴェーカーナンダ岩(Vivekananda Rock)
ボートは最初に、ヴィヴェーカーナンダ岩に着きます。
19世紀末にヒンドゥー教の宗教家が訪れたことで知られています。
泳いで海を渡ったヴィヴェーカーナンダが、この岩の上で3日間にわたる瞑想を行い、それを記念して記念堂と瞑想室が建てられました。
記念堂の中には、ヴィヴェーカーナンダの銅像があります。
ティルヴァッルヴァル像(Thiruvalluvar Statue)
ヴィヴェーカーナンダ岩の次に、ボートが停まる場所です。
高さ40.5mのティルヴァッルヴァル像。
ティルヴァッルヴァルは、古代タミルを代表する最も有名な詩人です。
5〜6世紀頃に著された詩集『ティルックラル』の作者であると考えられています。
像の足元まで登ることができますが、大きすぎてよくわかりません。
まとめ
コモリン岬の先に浮かぶ、2つの小岩の紹介でした。
海の真ん中にあるので、風が強いです。
帽子などの持ち物が飛ばされないように気をつけましょう。
昼間の真っ青な海と空に映える姿も、
夜にライトアップされた姿も、どちらも美しいです。
岩からは、カニャクマリのこぢんまりした街並みが見晴らせます。
景色を眺めるだけでも、十分に行く価値があるところだと思います。