タミル・ナドゥ州中部の中心都市ティルチラパッリ(Tiruchirappalli)には、インド最大の寺院都市があります。
市の北部にあるカーヴェリー川の中洲にあり、2つの大きなヒンドゥー寺院が建立されています。
この記事では、門前町の中で中心的な役割を果たすワンガナータスワーミ寺院とジャンブケーシュワラ寺院を紹介します。
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アクセス
両寺院とも、スリランガムと呼ばれる中洲の島にあります。
鉄道駅やバスターミナルがある新市街からは離れているので、バスかオートリクシャーで行きましょう。
2つの寺院の間は徒歩で行き来できる距離です。
ランガナータスワーミ寺院(Sri Ranganathaswamy Temple)
建立…チョーラ朝初期(9世紀頃)~。現存する建築物のほとんどは17世紀のもの。
信仰神…ヴィシュヌ神
特徴…寺院全体の面積は2.5㎢、21のゴープラムを持ち、インドで最大規模のヒンドゥー寺院として有名。
とにかく広く、立派なゴープラムがたくさんあるのが特徴です。
7重の壁に囲まれており、境内の中にも商店や民家が並んでいます。
寺院と町の境界が曖昧で、いかにも門前町といった雰囲気が漂っています。
高いところから見ると、ゴープラムが幾重にも連なっていることが確認できます。
境内はインド各地から訪れた巡礼者や観光客で賑わっています。
ぼくが訪れたときはちょうどお祭りの時期で、神官の方がたくさんいて準備をしていました。
ジャンブケーシュワラ寺院(Sri Jambukeshwara Temple)
建立…17世紀頃
信仰神…シヴァ神
特徴…寺院が建立される前の森で、クモとゾウがシヴァリンガを祀る方法を巡って争ったという伝説がある。
ランガナータスワーミ寺院よりはこじんまりしています。
また、本堂には非ヒンドゥー教徒は入れないので注意しましょう。
寺院の周りには大きな山車があります。
まとめ
インド最大の寺院都市スリナガルにある2つのヒンドゥー寺院を紹介しました。
特にランガナータースワミ寺院の規模は圧巻です。
タミル・ナドゥ州を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。