本日はタイトルの通り、チェンナイから日帰り旅行が可能なカンチープラムについて解説します。
カンチープラムは古都であると同時に、寺院都市としても知られています。
1,000年以上前に建立された寺院遺跡から、今なお多くの信者で賑わうヒンドゥー寺院まで、カンチープラムの魅力を紹介します。

アクセス

◯電車

・チェンナイ・エグモア駅〜
・約2時間半

◯バス

・チェンナイ・モフジール・バスターミナル(CMBT)〜
・約2時間

片道2時間で行けるため、チェンナイからの日帰り観光が可能です。


昼過ぎは閉まっているヒンドゥー寺院が多いです。
できるだけ早い時刻に出発することをおすすめします。
午前中の涼しい時間帯で、ある程度回ってしまうのが良いと思います。

街の概要

3〜8世紀にパッラヴァ朝の都として栄え、主にシヴァ神やヴィシュヌ神を祀る寺院が多く建立されました。
パッラヴァ朝以降の王朝でも、この地に数多くのヒンドゥー寺院が建てられ、今ではヒンドゥー教の七聖都の一つに数えられています。

主要寺院は市内に点在しているため、オートリクシャー等を利用して回るのをおすすめします。

Sri Varadarja Perumal Temple

16世紀に建てられた、ヴィシュヌ神を祀る寺院です。

巨大な塔門(ゴープラム)と立派な石柱に支えられたホールが特徴です。
石柱は1本1本に精巧な彫刻が施されており、それぞれにストーリーがあります。

Kailasanathar Temple

8世紀初頭に建てられた、シヴァ神を祀る寺院です。

およそ1,300年前に建てられたもので、遺跡感が強いです。
ライオンの彫刻があちらこちらに施されているのが特徴です。

地元の子どもたちの遊び場になっていて、カメラを構えると集まってきました。

Sri Ekambaranathar Temple

16〜17世紀に建てられた、シヴァ神を祀る寺院です。

カンチープラム最大の寺院で、60mもの高さを誇る塔門(ゴープラム)は南インドで最も高いものの一つです。
重厚な石造りの回廊は、神聖な空気で満ちています。

中庭には、樹齢3,500年という小さなマンゴーの木があります。
シヴァとパールヴァーティーがこの木の下で結婚したという伝説があり、4つの枝からは4つの異なる味のマンゴーが食べられると言われています。

ぼくが訪問した日が、ちょうどシヴァ神の大きな祭りの前日だったため、寺院内は準備や大掃除で騒然としていました。

まとめ

カンチープラムに数あるヒンドゥー寺院のうち、特徴的なものを3つ紹介しました。

チェンナイからも日帰りで訪れられる場所にある古都です。
チェンナイにいらした際は、ぜひ足を伸ばしてみてください。

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