2泊3日の旅行に行ってきたので、自分の経験をもとにプドゥチェリーの観光情報をまとめます。
2022/2/18~2/20の情報です。
状況が変わりやすい時期ですので、実際に訪れる際は常に最新情報をご確認ください。
解説ページのリンクも貼っているので、気になる場所があったら、ぜひご覧ください!
目次
街の概要
旧イギリス植民地だったインドにおいて、プドゥチェリーは旧フランス領だった異色の歴史をもちます。
1673年にフランスによって商館が建設され、一時的にイギリスに占領されることもありましたが、インド独立までの約300年間はフランス統治時代が続きました。
インド独立後は連邦直轄地域になり、2006年には正式名称がフランス読みのポンディシェリーからプドゥチェリーへと変更しています。
旧フランス人居住区には、淡い色で塗られた涼しげな地中海風の建物が目立ちます。
アクセス
南インドの玄関口チェンナイから、海岸沿いの道路を130kmほど南下したところにあります。
バスで3〜4時間ほどの距離です。
チェンナイ・プドゥチェリー間はバスが頻繁に往来しているので、バス移動がおすすめです
参照 >> チェンナイ⇄プドゥチェリーの移動方法
旧フランス人居住区
プドゥチェリーの特徴はなんと言っても、フランス風のおしゃれな建物です。
歴史的な洋館は、旧フランス人居住区に固まって建ち並んでいます。
おしゃれな洋館の前に、鮮やかなオートリクシャーが停まっていたりして、フランス文化とインド文化を融合を楽しむことができます。
マナクラー・ヴィナーヤガル寺院(Sri Manakula Vinayagar Temple)
市の中心にはヒンドゥー寺院がたくさんありますが、中でも、象が飼われているマナクラー・ヴィナーヤガル寺院がおすすめです。
建物内は冷房完備で、非常に清潔です。
ビーチに向かう途中にあるので、ビーチ観光のついでに立ち寄ることができます。
参照 >> 象がいるヒンドゥー寺院 Sri Manakula Vinayagar Temple
プドゥチェリー博物館
政府広場の近くに博物館があります。
入場料は、外国人料金が50ルピー(75円)。
民家を改築したような建物で、30分もあれば全ての展示物を見て回ることができます。
これといって面白いものがあるわけではないので、ちょっと時間が空いた時などに立ち寄るのがいいと思います。
ゴーバート・マーケット(Gourbert Market)
市の中心部にあるローカルマーケットです。
魚、野菜、果物、肉、花、プラスチック製品、宗教関連商品……。
庶民の生活に必要なものは、この市場に全てあります。
決して規模が大きいわけではありませんが、活気があってインドの雑多な雰囲気を満喫することができます。
参照 >> 庶民の熱気がすごい!ゴーバート・マーケット
オーロヴィル(Auroville)
市内から10kmほど離れたところに、世界最大規模の理想郷があります。
あらゆる人種や国籍、思想信条の垣根を超えて調和を目指す共同体です。
「理想郷」というと、ちょっと胡散臭い雰囲気がありますが、インド政府やユネスコからも正式に支援を受けている共同体です。
SDGsや環境問題に興味がある方は、ぜひ行ってみると楽しいと思います。
黄金に輝く巨大瞑想ホール、マトリマンディルは必見です。
参照 >> 世界最大級の理想郷?オーロヴィルに行ってきた
プロムナード
プドゥチェリーは、ベンガル湾を臨む港町です。
ビーチ沿いは遊歩道として整備されています。
車の通行も規制されており、歩行者天国になっているので、非常に快適に散歩を楽しむことができます。
日差しが強い昼間は人通りが少ないですが、夕方と早朝は多くの人で賑わいます。
海は東側を向いているため、水平線から登る朝日を見ることができます。
参照 >> ビーチサイドのローカルカフェ「Le Café」
まとめ
以上、プドゥチェリーの観光案内でした。
郊外にあるオーロヴィルを除いて、観光地は全て徒歩圏内にあります。
瀟洒な洋館が建ち並ぶ旧フランス人居住区、その一方でインドらしい活気に溢れた市場。
海風が気持ちいいプロムナードや緑豊かな政府広場で、のんびり時間を過ごす人々。
1日もあれば十分に観光できる小さな街ですが、何も考えずにぼーっと過ごしてみるのも、プドゥチェリーの楽しみ方だと思います。