バスや電車などの公共交通機関が発達したチェンナイですが、手軽な市民の足として最も人気のある乗り物はオートリクシャーです。
観光地によっては近くに鉄道駅がなかったり、バスは利用のハードルが高かったりするので、オートリクシャーを使いこなせるようになると、行動の幅が広がります。
そこで本日は、チェンナイを走るオートリクシャーの乗り方や相場をご紹介します。
オートリクシャーには乗り合いとチャーターの2種類の利用方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
乗り合いの場合
メリット
・とにかく安い!
デメリット
・ピンポイントで目的地に着けないこともある
・たくさん客を乗せるので、乗り心地が悪い時もある
相場
・2〜3kmにつき10ルピー(15円)くらい
それでは、細かく解説します。
乗り合いのオートリクシャーは、走るルートが決まっており、大通りを走っていることが多いです。
目的地が大通り沿いやその近くにある場合に、利用しやすい乗り物です。
乗り方は簡単!
道端で走ってくるオートリクシャーを見つていめると、運転手が気づいてそばに停まってくれます。
行き先のだいたいの場所を告げて、そこを通るのであれば、「乗れ!」と手で合図してくれます。
あとは乗るだけで、目的地に着いたら運転手が教えてくれます。
乗り合いの場合は、基本的に値段交渉は必要ありません。
他のお客さんも乗っているのでぼったくられることはないし、運転手さんも早く車を出したいので、交渉をしている暇がないからです。
もちろん、はじめに値段を確認しておくのが安心ですが、値段を聞き忘れてもぼったくられる心配はありません。
降りるときに「How much?」と聞けば、教えてくれます。
チャーターの場合
メリット
・自分しか乗っていないので快適。
・ピンポイントで目的地まで連れて行ってくれる。
デメリット
・値段交渉をする必要がある。
相場
・4〜5kmにつき100ルピー(150円くらい)。
それでは、細かく解説します。
まずは、道端に停車しているオートリクシャーを探します。
近くで運転手さんがスマホをいじっていたり、チャイを飲んでいたりするので、交渉を持ちかけましょう。
あるいは道路を歩いていたら、ドライバーの方から声をかけてくることもあります。
あらかじめ地図アプリで目的地までの距離を測っておいて、上記の相場をもとにある程度の予算を決めておくといいです。
なお、上記の相場は底値に近いです。
よほどの貧乏旅行でない限り、多少は多めに払ってあげるのが良いと思います。
相手もこちらも気持ちよく利用できるのが一番です。
値段交渉ですが、インド旅行の醍醐味でもある一方、面倒臭いと感じる人も多いと思います。
しかし、安心してください。
穏やかな人の多いチェンナイでは、最初から良心的な価格を提示してくれることが多いです。
また、外国人観光客もそれほど多く来ない地域なので、「外国人からぼったくってやろう」と考えているドライバーは少ないです。
北インドの観光地に比べると、簡単に値段交渉ができると思います。
まとめ
以上、オートリクシャーを乗り合いで利用する場合とチャーターする場合のメリットとデメリットを解説しました。
簡単におさらいします。
・目的地が、大通り沿いなどわかりやすいところにある。
・とにかくオートリクシャーという乗り物に乗ってみたい。
→乗り合いがおすすめ
・目的地が分かりにくいところにある。
・短時間でいろいろな観光地をまわりたい。
→チャーターがおすすめ
チェンナイのオートリクシャーは、実は簡単に利用できる乗り物です。
海外旅行の経験値が少ない方でも、値段交渉等で苦労することはあまりないと思います。
親切な人が多いチェンナイだからこそ、ローカルな乗り物に挑戦してみてはいかがでしょうか。