有名観光地をめぐる旅行も楽しいものですが、旅の醍醐味はそれだけではありません。
ちょっと路地に足を伸ばしてみると、現地の人々の生活を垣間見て、さまざまな発見をすることができます。
海外で路地を散歩するというと、「危なくないの?」とか「怖くないの?」といった疑問を抱く人も多いかと思います。
しかし、最低限気をつけることを守っていれば、安全に路地散歩を楽しむことができます。
本日は、いくつかの注意事項を皆さんに伝授します。
【注意‼︎】
路地散歩をする際は、事前に外務省のホームページなどで、その地域の安全情報をチェックしておきましょう。
また、スラムなどの危険そうなエリアは避けるのが賢明です。
無謀と勇気をはき違えないことが重要です。
細かく注意事項を見ていく前に、まずは気をつけなければいけないことをざっくりと確認しましょう。
インドの路地散歩で注意すべきことは、次の3つです。
1, スリやひったくり
2, 未舗装の歩道
3, 交通事故
それでは、細かく見ていきましょう。
1, スリやひったくり
後ろから走って来たバイクにひったくられる、という話は結構あります。
しかし、こちらの心がけ次第で、こういった事件は防ぐことができます。
①ポケットには何も入れない
これは超基本です。
人混みがすごいところだと、知らない間にポケットの中のものがスられていることがあります。
②バッグは前に抱えるようにして持つ
全ての持ち物は常に視界に入るようにしておきましょう。
できれば、リュックサックも避けるのが無難です。
ボディバッグやウェストポーチを、正面に来るように斜めがけにするのがおすすめです。
また、バッグはチャックがついているものにしましょう。
③歩きスマホはしない
インドの話ではないですが、歩きスマホをしていて、後ろから来たバイクにひったくられたという知人がいます。
絶対に歩きスマホはやめましょう。
ただ、散歩をしていると地図を見たり、写真を撮ったりしたいと思うことがあります。
その時は周りをよく確認して、立ち止まってからスマホを取り出すようにしましょう。
また、バイクでのひったくりを避けるために、道路に背を向けておくのが良いです。
④小銭は出しやすい位置に分けて入れておく
美味しそうな屋台に出会ったり、飲み物を買いたくなったりすることがあります。
そういった時にお金をすぐに出せるように、小銭と財布は別にしまっておいて、路上で財布を出すことがないようにしましょう。
「①ポケットには何も入れない」と矛盾しますが、ぼくは少額であればポケットに現金を入れておくこともあります。
その場合は数百円程度で、スられても問題ない額にしています。
また、歩く時に音が鳴ってしまうので、コインはポケットに入れないようにしています。
⑤シンプルな服装をする
華美な服装は控えましょう。
日本人にとっては普通の格好でも、現地の人からすると裕福そうに見えることもあります。
ぼくは、くたびれたTシャツに無地のパンツを履いていることが多いです。
路地は未舗装のところが多く、汚れてしまうリスクもあるので、シンプルな服装をおすすめします。
2, 未舗装の歩道
⑥サンダルは履かない
歩道も含めて、路地は未舗装であることが多いです。
写真のように、コンクリート片が散らばっていたり、側溝の穴が開いていたりします。
誤って危険なものを踏んだり蹴ったりしないように、サンダルは控えましょう。
個人的には、つま先が守られていればいいと思うので、クロックスのようなものでも大丈夫だと思います。
衛生状態が悪い地域では、ちょっとした怪我でも危険な感染症に罹ってしまうリスクが高いです。
3, 交通事故
⑦不規則な動きをしない
インドでは歩道を走るバイクや逆走する車、無理な追い越しは日常茶飯事です。
交通ルールは皆無に等しいですが、好んで事故を起こしたいなんていう運転手はいません。
彼らには自分なりの安全の基準があり、歩行者の動きを予想しながら運転しています。
そのため、突然走り出したり、立ち止まったり、歩く方向を変えたりすることはやめましょう。
また、大通りを横断しなければいけない時もあると思います。
信号があるところを渡るのが鉄則ですが、運転手が必ず信号を守るとは限りません。
そばにいるインド人とくっついて、大通りを渡るようにしましょう。
4, その他
⑧堂々と歩く
できるだけ胸を張って、しっかり前を見据えて歩きましょう。
睨むというほどではありませんが、目に力を入れておくと良いです。
インド人はもともと目力が強い人が多いので、負けないようにしましょう。
⑨こまめに水分補給をする
地域や時期によりますが、インドは暑いです。
こまめに水分を補給しましょう。
熱中症になってしまうとせっかくの旅行が台無しになってしまいますし、体調が悪い状態では判断力が鈍ってしまいます。
まとめ
以上、インドの路地散歩で気をつけること9選でした。
項目は多いですが、どれも基本的なことばかりです。
危機管理意識をしっかり持つことは重要ですが、基本的には「いい人」がほとんど。
外国人を狙う犯罪者は繁華なエリアに出没することが多く、一般住民が生活しているローカルな地域には悪事を企んでいる人はいないと思います。
自分の持ち物には常に気を付けていれば、突発的な事故は防ぐことができるはずです。
路地は外国人が立ち入ることが少ないので、住民たちからジロジロ見られることがあります。
彼らも、自分たちのテリトリーに入ってきた正体不明の外国人を怖れているのだと思います。
こちらが笑顔で「ハロー」と言えば、気さくに挨拶を返してくれることが多いです。
心を許してもらえれば、いろいろと教えてくれたり、写真を撮らせてくれたりします。
最低限のことに気をつけて、路地散歩を楽しみましょう‼︎